背中の肉割れができる原因は肌の乾燥

背中に肉割れ線ができてしまい、
白い線が見られるようになると、
どうしても肌が汚く見えてします。

肉割れ線ができるとセルライトと同じように、
背中が老けて見られる原因ともなります。

肉割れ線ができる原因は肌の乾燥なので、
肌の見た目だけじゃなくて実際に触った時にも、
カサカサしていてみずみずしさが
失われているのがわかると思います。


私たちの肌は、本来であれば、
伸び縮みできる柔軟性を備えています。

ちょっとやそっとのことでは肉割れ線(白い線)ができることはなく、
引っ張っても紙のように千切れることはありません。

お腹に子供を抱えている妊娠中も、
皮膚が破れたりして出血するようなことはないですよね。

ただ、いくら柔軟性があるとは言っても、
常にお腹の肌が引っ張られ続けてしまうのは、
肌に対して徐々にダメージを加えることになります。

では具体的に、どんな原因でふくらはぎに肉割れ線ができるのかというと、

  • 歩き方・姿勢の悪さ
  • むくみ・セルライト
  • 加齢・皮膚の弾力不足


といった要因が考えられます。


歩き方・姿勢の悪さ

歩き方のバランスが悪く、
左右の足のどちらかにより多くの体重をかけてしまうと、
背中に肉割れ線ができることがあります。

たとえば、立っているときに休めの姿勢を続けると、
右半身・左半身のどちらかに余計な負荷をかけ続ることになり、
肉割れ線ができる原因となります。

他にも、足をケガした場合など、
背中に負荷がかかってしまうケースもあり、
皮膚の組織の伸縮性を超えて負荷をかけ続けることで、
皮膚が徐々に裂け始めて肉割れが起こってしまいます。

特に外出する際にヒールばかり履いている人は要注意です。

通常の歩き方であれば、指から付け根、甲、かかとの
3点を使って負荷を分散させてバランスをとるものの、
ヒールだと、足の甲とかかとの2点でバランスを支えなければいけなくなります。

その結果、背中に負荷がかかりやすくなり、
肉割れ線ができやすくなります。

同じように姿勢が悪い場合、たとえば、
背骨が左右のどちらかに歪んでいると
背中に負荷をかけることになり、
肉割れ線(白い線)ができることがあります。


むくみ・セルライト

肉割れ線ができるのは、
皮膚の繊維の限界を超えるスピードで、
背中がむくんだりセルライトができることも原因になりえます。

デスクワークの時間が長い場合には、
下半身への血流が悪くなります。

いわゆる「めぐり」が悪くなってしまい、
下半身に落ちて行った血液が上半身に戻りにくくなり、
背中周辺にたまってむくみを起こすことがあります。

老廃物の代謝だってスムーズにいかなくなるので、
老廃物の蓄積によるむくみも背中の肉割れの原因になります。


加齢・皮膚の弾力不足

肌の弾力を担っているのはコラーゲンです。

コラーゲンがスポンジのように水分と蓄えれば蓄えるほど、
高い柔軟性を持つようになります。

ちょうどお餅のような性質を持っているのがコラーゲンです。

けれどもコラーゲンの柔軟性にも限界がありますから、
極端に引っ張り続けたり逆にコラーゲンを押しつぶすようなことをすると、
コラーゲンの性質は失われてしまいます。

コラーゲン同士のつながりがブツブツと切れ始め、、
肌に充分な水分を蓄える保湿作用もどんどん低下。

コラーゲンがブツブツ切れるということは、
肌の柔軟性が失われるだけじゃなく
肌が乾燥するという意味でもあります。

コラーゲンが水分を失えば、
乾いたお餅のように固くなって伸縮性がなくなるので、
ますます柔軟性がなくなります。

背中のの肉割れ線が悪化するだけじゃなく、
肌の乾燥がますます進むという悪循環に陥ってしまいます。

歩き方や悪い姿勢、セルライトやむくみなど、
背中に肉割れ線(白い線)ができるきかっけはいろいろあるものの、
いずれにしてもコラーゲンが破壊されてしまい、
肌に蓄えられる水分の絶対量が不足してしまうことが原因です。


肉割れ線の症状悪化に注意!

背中の肉割れ線の怖いところは、
有効な対策せずに放置してしまうと、
悪化するリスクがきわめて高いこと。

悪化すればするほど、肉割れ線が消えるまでに
時間と手間がかかるようになります。

肉割れ線対策の最善策は、肉割れ線ができる前に
しっかりと肌の乾燥を予防する保湿対策です。

ただ肉割れ線ができてしまった後から
肌のケアを始めても遅くはありません。

根気よく肌の保湿対策をしていくことで、
肉割れ線を改善できる可能性は十分にあります。

逆に、保湿対策が不十分で肉割れ線ができてしまった場合には、
今度こそ、アフターケアにしっかり力を入れるべきです。

私たちの体には現状維持機能(ホメオスタシス)というのがあり、
同じ状態が続けば続くほど、
その状態が正常だという風に認識するようになっています。

頑張ってダイエットに取り組んでもなかなか痩せないのは、
太った状態が正常だと体が間違った認識を持ってしまい、
ホメオスタシスが痩せるのを拒むようになるからです。


背中の肉割れ線をを長く放っておけばおくほど、
同じように体の現状維持機能が発動してしまい、
膝(膝の裏)に肉割れ線があるのが
正常なんだと肌が勘違いを始めます。

そうなってしまうと、肉割れ線が治るまでに
余計な時間や手間・お金ががかかってしまうので、
肉割れ線のケアやできるだけ早いうちにスタートしておくべきです。

もし肉割れ線にかゆみも感じていて、下手にひっかいてしまうと、
ヒスタミンというかゆみを誘発する物質が分泌されてしまい、
赤みや痒みがますますエスカレートすることだってあります。

肉割れ線を改善するなら、明日とか明後日とかではなく、
今日から対策を始めるのが、
消えるまでの期間をできるだけ短くできますよ。